社会

ヒトは何をどう成し遂げてきたのか

ヒトは何をどう成し遂げてきたのか #12 服の歴史
イメージ 人はなぜ、服を着るのか。禁断の果実を食べたイヴは裸であることが恥ずかしくなってイチジクの葉を用いたそうだが、私たちが服を着る理由は、裸を隠すためだけではなさそうだ。時代とともに目まぐるしく移り変わってきた服の歴史を概観してみよう。
ヒトは何をどう成し遂げてきたのか #11
イメージ 寸鉄人を刺す、鉄面皮、鉄は熱いうちに打て、「鉄人」や「鋼の肉体」なんて比喩もある。古くから人々の身近にあって、暮らしを支えてきた「鉄」。鉄はいつ人類の歴史に登場して、どのように利用されてきたのだろうか。その来歴をさぐってみよう。
ヒトは何をどう成し遂げてきたのか #10 道具の歴史
イメージ 神が土をこねてつくったという説を一度カッコに入れさせてもらえれば、人類の起源は割とはっきりしている。ナックルウォークと呼ばれる四足歩行から直立二足歩行になったとき、私たちの祖先はサルと別の道を歩きはじめた。自由なった「前足」でかヒトが生み出したもの、それが道具である。人類に今日の繁栄をもたらした道具の歴史をさぐってみよう。
ヒトは何をどう成し遂げてきたのか #08 メディアの歴史
イメージ 「変化」という言葉に私たちは弱い。インターネットの登場によってメディアは劇的に変化した、などと言われると、「その通り!」と無条件に同調してしまう。ネットがメディアを変えたのが事実だとして(もちろん事実だろう)、そこに変わってないものはないのか。そもそも、メディアとは何なのか。スマホ、パソコン、テレビ、新聞……。日々無意識に接しているメディアの歴史に目を向けてみよう。

もっと見る

スクリーンは語る

スクリーンは語る #05 her/世界でひとつの彼女
イメージ 主人公の男は、たいてい天と地の中間にいる。彼のライフスペースは高層ビルの一室にあり、そこからは大きな空やほかのビル群が見渡せる。音声認識OSに恋をする、〝地に足がついていない〟彼にぴったりのロケーションだ。だって顔も体も持たない、声と知性だけの人工知能を愛するなんて――。機械と人間、魂と肉体、そうしたもののあいだを行き来する彼自身を象徴するような部屋で、セオドア(ホアキン・フェニックス)とサマンサ(スカーレット・ヨハンソン)は仲睦まじく、あるいはときに大きなハードルを抱えて過ごしている。この部屋の窓から見える空の光は、いつも、まぶしいくらいに煌めいている。
スクリーンは語る #02 6才のボクが、大人になるまで。
イメージ 映画の中で長い時間軸の物語が設定される場合、俳優個々の肉体的または心理的要素の変化が、時間相応に表現される。その同一性と差異の巧みな表現は、映画自体の評価基準ともなっている。しかし私たちは、俳優の身体に若さや老化などの細工が施され、その技巧が手本とされるような映画にあまりにも慣れすぎてしまってはいないだろうか。膨大な過去の情報に誰でも気楽にアクセスし遡行できる時代に、スクリーン上で仰々しく設定された時間の細工に、昔ほどの新鮮な驚きを感じていられるだろうか。
スクリーンは語る #01 ゴッドファーザー
イメージ 『ゴッドファーザー』の数代に及ぶ長大なサーガは、大戦の前後で二様に引き裂かれた「暴力と宗教」の関係を表現しているといえる。物語は主に二人の人物に交互に焦点を当てて描かれる。大戦前後のアメリカでマフィアとして活躍したヴィトー・コルレオーネと、その息子の四兄弟の一人であり、後に財団経営者として更にマフィア組織を拡大したマイケル・コルレオーネである。

もっと見る

人間と時間

人間と時間 #13 スロー・イズ・ビューティフル
イメージ 「次にまいります3番線の電車は、途中駅混雑の影響で3分ほど遅れております。お急ぎのところ電車遅れまして、誠に申し訳ございません」 ため息をついてスマホを取り出し、「何してんだよ」と心の中でつぶやく。隣に並んでいるサラリーマンから舌打ちが聞こえる。毎日の生活で電車を利用している人なら、こんな体験は日常茶飯事だろう。電車やバスが遅れて嬉しい人はいない。それにしても私たちは、なぜ、こんなにイライラするのだろう。時間通り、計画通り、効率よく、なるべく早く……。そんな現代社会は私たちから何かを、人間としてとても大切な何かを奪ってしまったのではないだろうか。辻信一著『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社)は、そのことに気づかせてくれる一冊だ。
人間と時間 #11 ためにならない話
イメージ 私たちの日常は目的と手段でできている。金を稼ぐために働く。試験に合格するために勉強する。インスタにあげるために旅行に行く……。世の中の物事は必ず、ほかの何かの「ために」存在しているのだ。星新一のショートショートを読むと、そんな「常識」の怪しさに気づかされる。たとえばこんな話。
人間と時間 #09 「時間どろぼう」は何をぬすんだのか
イメージ 『モモ』はおそろしい物語である。そこに描かれているのは現代の社会そのものだ。効率を追い求めて想像力を失い、他人を思いやる心を忘れ、「いま」を楽しむことのできなくなった私たちひとりひとりだ。
人間と時間 #08 LIFE SHIFT
イメージ 「いま50歳未満の日本人は、100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいた方がいい」。そう言われて、あなたはどう思うだろう。喜ばしさの一方、そこはかとない不安を覚えるのが正直なところではないだろうか。『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著 池村千秋訳 東洋経済新報社)は、そんな私たちに、100年ライフを生きる勇気とビジョンを与えてくれる。

もっと見る