拝啓 あの日の自分

あなたの「あの日」はいつですか。人生でいちばん泣いた、
いちばん嬉しかった、いちばん悩んだ、いちばん頑張った…、
そんなあの日に手紙を出すとしたら、いまのあなたは何を書きますか。
なぐさめ、警告、アドバイス、感謝。たとえ手紙は配達されなくても、
その言葉はきっと届きます。なぜって、「あの日の自分」は、
いまも、あなたの中にいるのですから。

著者イメージ

金井 宜茂(かない・のりしげ)

1976年生まれ。
2002年に防衛医科大学校医学科卒業後、海上自衛隊第一術科学校等で、外科医師・潜水医官として勤務。
2009年、JAXAよりISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として選抜される。
2011年7月、油井亀美也、大西卓哉とともにISS搭乗宇宙飛行士として認定される。
2015年8月、ISS第54次/第55次長期滞在クルーのフライトエンジニアに任命され、2017年12月頃からISSに滞在予定。

宇宙飛行士になったばかりの自分へ

今日も教官に怒られて、へこんでるんじゃないかな(笑)。
合格基準に達することができず、何度、再履修、再テストを受けたことだろう。
厳しすぎる訓練に嫌気がさして、理不尽だとさえ思っていないだろうか。
でも、想像してほしい。
実際の任務では、何年もの時間と労力、莫大な資金がかかったプロジェクトが、
たった一度のミスで台無しになる可能性があることを。
だからこそ、訓練で求められる基準は高く、教官の指導も厳しいんだ。
とことん悩んで、とことん苦しんでくれ。
そのプレッシャーを乗り越えた経験は、必ず将来の糧になる。
「本番のように訓練して、訓練のように本番を迎える」。
困難さえも楽しみながら、自分なりの宇宙飛行士をめざそう。
サイン

あなたも、あの日の自分へ手紙を書いてみませんか?

手紙を書く

この記事をシェア

  • tweetする
  • シェア
  • 教えて!みんなの時間デザイン 投稿募集中!